木原城址城山公園

霞ヶ浦南岸にあり、村民から「城山」と呼ばれ親しまれてきた歴史遺産です。この城址の特徴は、三曲輪、二曲輪、詰曲輪（本丸）と行くに従って標高が低くなる点です。しかし、北は霞ヶ浦に連なる湿地帯や池となり、南側には堀や土塁などが配され、厳重な防衛線となっています。いつ、誰が築いたか定かではありませんが、一説には戦国時代末期、江戸崎城主・土岐氏の家来、近藤氏の築城と伝えられています。平成５・６年の発掘調査では、堀や土塁、15世紀の土器、観音像など、歴史をひも解く貴重な発見が相次ぎました。