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埼玉県比企郡川島町
[武蔵野・秩父・多摩川越・東松山川越・東松山]
食文化・郷土料理
ユニバーサルID:jp-tourism/3566f0ce-eda6-4c08-8c65-6df59e9f3814
カワジマスッタテ
正規名称:かわじますったて
かわじますったて
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更新日:
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- 食文化・郷土料理
川島町は四方を川に囲まれ、この川の氾濫が平坦で肥沃な土壌をもたらし、昔から稲作が盛んに行われてきました。
(江戸時代は川越藩の台所を賄うお蔵米の生産地として発展してきました。)
また裏作として小麦の栽培も広く行われ「うどん文化」が育まれてきた地域です。
現代と違い、昔の農作業は手作業が基本。田植えから秋の刈り取りまでの時期、農家では朝早くから田んぼに行き、時間を惜しんで草刈りや水の管理などの作業に毎日精を出していました。
特に夏場は「暑さとの戦い」。炎天下の作業に、さぞ身体もクタクタだったことでしょう。
このため夏場の食事には栄養があり、しかも手間をかけずに作れる料理が必要だったわけです。
そこで、代々川島町の農家に受け継がれてきた料理が「すったて」。
すり鉢で胡麻と味噌と合わせ、更に採ってきたばかりの大葉、胡瓜、茗荷などの夏野菜を合わせていっしょにすります。最後に冷たい井戸水を入れ、良く混ぜて付け汁としてうどんを食べる。
大豆を主成分とする味噌はタンパク質が豊富なうえ、発汗で失われた塩分も補給してくれます。
しかも胡瓜や大葉、茗荷のさっぱりした味わいが更に涼味を誘い、一気に食欲をそそります。
忙しい農作業の合間に、簡単でしかも美味しく食べられるこの「すったて」は、まさに農村「かわじま」に暮らしてきた先人たちの食の知恵だったわけです。
名前の由来は、胡麻、味噌、野菜などの具材を「すりたて」で食べていたところからきており、「すったて」のことを「冷汁(ひやしる)」または「つったて」と呼ぶこともあります。
そしてこの「すったて」は、うどんだけではなく、ご飯にかける食べ方もあり、毎食「すったて」でもいいと言う人がいる程、川島ではポピュラーな夏の健康食です。
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基本情報
- 名称
- かわじますったて
- 所在地
- 埼玉県比企郡川島町
詳細情報
- URL
お問い合わせ
- 川島町商工会
- TEL
- FAX
- 049-297-6566