河合町企画部広報広聴課

　日本書紀では天武持統朝に国家祭祀を行っていたと記されている廣瀬大社、古代から奈良盆地の河川流通の要衝である川合浜、約200メートル級の前方後円墳である大塚山古墳を中心とした大塚山古墳群は、西名阪自動車道法隆寺インターから車で数分の距離に隣接しています。古墳群は世界遺産法隆寺からも車で約１０分。三段築成の大塚山古墳は自由に散策ができる全国でも珍しい大型古墳です。 　河合町役場のすぐ横、近鉄池部駅（近鉄田原本線新王寺駅から３駅）からは、四季折々の植物に囲まれた緑道から県営馬見丘陵公園へのウォーキングがおすすめです。駅から緑道入り口のすぐ手前にある町中央公民館展示室では、公園内にあるナガレ山古墳（古墳半面に古代の石葺を再現）などから出土した円筒埴輪や旧ゾウの牙の化石をはじめ、町内で出土した多くの遺物を間近に見ることができます。同駅横には河合町役場があり、旧豆山荘の門構えや阿吽ライオンのレリーフ、馬見丘陵の自然の植栽をいかした庭園も密かな見どころスポット。 　河合町内はこのほかにも、長屋王邸の瓦窯跡を含む薬井滝ノ北遺跡、弘法大師ゆかりの薬井の井戸、県内唯一の大型動物の化石出土地など、ウォーキングにおすすめです。