木彫民芸品

旭川は、記録によると北海道で最も早く民芸品店が誕生した地域です。もともとは、木彫り技術に長けていたアイヌ民族の生活用具を商品として取り扱ったのがはじまりで、大正末期～昭和初期頃には、北海道のお土産としてお馴染みの熊の木彫りが作られるようになりました。これが戦後の観光ブームの時代にものすごく流行り、当時は市内に大勢の職人がいました。また、旭川の木彫のもうひとつの特徴として、家具生産と密接なつながりを持っていたことがあげられます。昔は、家具や建具に付加価値をつけるために、収納家具の扉などに彫刻を施していました。これは民芸品を手掛ける職人が、家具メーカーの注文に応じて制作していたんですが、旭川の木彫職人の中には、その流れをくむ人々がいます。 屋号・氏名 旭川市民芸品販売店協会