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沖縄県豊見城市
[沖縄沖縄沖縄本島南部]
史跡・旧跡
ユニバーサルID:jp-tourism/8c4c4ad0-31e6-4b56-88d8-e9834283c738
マダンバシイコウ
正規名称:真玉橋遺構
真玉橋遺構
更新日:
- 史跡・旧跡
豊見城市と那覇市の間を流れる国場川に架かる真玉橋は、1522年に首里城ならび軍事的要素である那覇港を防御する目的として、尚真王によって架けられた橋で、首里王府と島尻を結ぶ交通の要所でもありました。
1708年に木造から5連の石造りアーチ橋への架け替え工事が完了し、その後1837年に大改修工事があり、琉球王国消滅後も石橋は存在していました。
しかし、先の大戦中、日本軍が退却する際に橋の一部が破壊され、戦後は米軍による鉄橋架設工事により、残った石橋の部分も埋められてしまいました。
その後、1995年の試掘調査により、埋もれていた真玉橋の石橋遺構が確認され、翌年に行われた調査では当時を忍ばせる石畳やアーチ部分が豊見城市、那覇市の両市で発掘されました。
戦後、半世紀を過ぎて再び風格ある姿を現した「旧真玉橋」は、当時の石工技術の高さを改めて感じさせるものでした。