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大阪府岸和田市
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寺社・仏閣
ユニバーサルID:jp-tourism/4990f832-82e8-45bc-bc71-93262d2eca76
クメダジ
正規名称:久米田寺
久米田寺
更新日:
- 寺社・仏閣
- 神社・仏閣
行基49院のひとつとして天平10年(738)に建立された久米田寺。奈良時代、干魃に苦しむ久米田(現岸和田市池尻町、岡山町界隈)農民のために行基が人々を組織し、14年かけて周囲2.7キロ、面積は甲子園の31倍に当たる45.6haの灌漑用水池・久米田池をつくり、その隣に池の管理・改修を行う「臥竜山隆池院」を建てたのが始まりとされている。永禄5年(1562)、三好義賢(よしかた)が、紀州から攻めてきた畠山高政(たかまさ)とここで戦って戦死し、諸堂塔もこの時に焼失したが、江戸中期に再建され、朱色が鮮やかな多宝塔をはじめ、重厚な金堂や行基が自ら彫ったとされる千手観世音を安置する観音堂などその姿を今に伝えている。また、平安絵画の星曼荼羅図(ほしまんだらず)や楠家文書など7点の国の重要文化財も所蔵。春の桜や4月21日の「おだいっさん」とよばれる縁日は、多くの人でにぎわう。秋祭りは「行基参り」といわれ、境内に10基余りのだんじりが曳き回される。