西浦エヒメアヤメ自生南限地帯

エヒメアヤメは、アヤメ科の多年生草本で、朝鮮半島、中国東北部など寒い地方に多い北方系の植物で、氷河期に日本列島がアジア大陸と陸続きだったことを示す植物学的な証拠として貴重なものです。大陸と海を隔てた本州西部、四国、九州に点々と自生しており、防府市西浦小茅地区は、自生の南限地帯のひとつで、約1,700株のエヒメアヤメが自生しています。毎年4月上旬に小さな花を咲かせます。この時期限定で、約10日一般公開されます。