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新潟県佐渡市
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花・植物
ユニバーサルID:jp-tourism/491c46d1-96fd-40c1-90f1-5cbcba65bb4f
チョウコクジノボタン
正規名称:長谷寺のボタン
長谷寺のボタン
更新日:
- 花・植物
牡丹は今から約1280年前の奈良時代に中国から伝わり、中国では「花王」とも「富貴」とも賞され、そのふくよかな高貴な美しさが伝来当時から日本人にも広く愛されてきました。牡丹の種類は日本国内で約五百種類以上あるといわれております。うち、長谷寺では約三十種類のみ、約1,000株が栽培されております。種類が限られるのは、牡丹を観賞用としてよりむしろ薬用としての牡丹に重きをおいて、これまで育て上げてきたからです。
江戸時代初期にはすでに植栽され、当時は根を漢方薬(頭痛、腹痛、特に婦人用薬)として地元の人や参拝者に分け与えたりしたそうですが、それだけでなく、例えば落下寸前の花弁を風雅な薬膳料理の素材としたり、さらにお風呂の中に入れてその香りを楽しむいわゆる牡丹風呂も健康に約立つと言われております。
牡丹の花は赤、ピンク、白、黄色の順に咲きます。二十年前に東京の篤志家が観賞用として大量の苗を寄贈したことがきっかけで、5月の境内は牡丹の花々と淡い橙色のレンゲツツジ、白や紫のツツジとの華やかなアンサンブルを奏でています。
「牡丹に永遠の生命を託して:自らの生命を一本の牡丹に託し、永遠の生命を願うために、長谷寺では献木運動を実施しています。」
【長谷寺】
大和の長谷寺を模したといわれる大同2年(807)開基の古刹。 世阿弥が松ヶ崎から峠を越えて長谷寺にいたったことを「金島書」に書いてます。また、日蓮上人もこの寺に立ち寄ったに違いないと考えられています。参道の至る所にあるボタンの古木が美しく、5月上旬から一斉に咲き誇り、辺りを彩ります。ここには平安期の観音3尊(国重文)や五智堂(県有形)・三本杉・高野マキ(県天然)などがあり、歴史の古さを物語るものでいっぱいです。
【料金】 ●拝観無料●現地ガイドサービス(要予約):無料(30・40・50・60分コースがあります。)